ラジエター冷却ファンの電動化 – トヨタ・スープラ(JZA80)

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弊社のデモカーとしても扱わせて頂いているこちらのトヨタ・スープラのオーナーカー。
実は最近、純正の油圧クーリングファンの電動化を試しています。

元々、このスープラはベース車両がMT車でそれをAT化したものなんです。
詳しい方はご存知かと思いますが、純正のAT車にはエンジン、ミッションともそれ専用の冷却系ユニットが備わっているのですが、このスープラはATへ変更した際、冷却系は純正パーツを使わず、社外パーツを中心に構築しています。
ただそれだと、状況によって温度が厳しくなるケースが発生するんですよね。
もちろん純正ATでノーマル車なら起こりえないでしょうが、この車はチューニングされているものなので、より顕著に表れたのかもしれません。
そこで思案の末、クーリングファンの電動化を試してみることにしました。

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電動クーリングファンのメリットとしては、走行状態、エンジンの状態に関わらず任意のタイミングで冷却風を安定してラジエターやインタークーラーへ当てる事が出来る、油圧ユニットが無くなる事による効率アップ、エンジンルームをコンパクトできる、軽量化などがあげられます。

近年発売されている新車のほとんどに電動ファンが採用されている事からも、そこから得られる恩恵は大きいようです。
セッティングが済み次第、実装テストをしながらその効果を確認していきます。

Revolfe S.A.