ジムゼ・スーパーチャージャーキット取り付け – トヨタ・ヴィッツ
常連のお客様愛車のトヨタ・ヴィッツのご入庫です。 さらなる出力向上を求めて、後付けでスーパーチャージャーキットを取り付けました。 取り付けたのは、静岡のスポーツサービスジムからリリースされたジムゼ スーパーチャージャーキット。 アメリカのイートンコーポレーション製スーパーチャージャーを基本に、ヴィッツ向けに調整、キット化された製品となります。 これでノーマルでの基準ブースト圧は約0.5kgf/㎠となります。 キットにはサブコンも付属されていましたが、今回特に調整をするほどでなかったので初期設定のままとしました。 これでしばらく様子見ですね。 もしノッキングするようであれば、ブースト圧の変更、高熱価プラグの採用、ハイオクガソリンの使用を前提とする事になりそうです。 Revolfe S.A.
エンジンチューニングとダンパーOH – 日産・フェアレディZ32
前回に続き、先日までご入庫頂いてた日産・フェアレディZ32の作業詳細です。 車検前の各部点検と修理、オーバーホールとエンジンチューニングといった作業を行いました。 前回も書きましたが、まずオーリンズ製車高調をオーバーホール。 これで変わらず、しっかりした足の動きをしてくれます。 エンジンスロットルでは内径の拡大加工を行っています。 サージタンクでは、インテークマニホールド側ポートの段付き修正と加工&研磨も行いました。 またインマニのガスケットを純正の紙材質のものから、Revolfe S.A.オリジナルのメタルガスケットへ交換しました。 これは加給圧抜け対策となります。 Revolfe S.A.
アクラポヴィッチ製マフラー交換 – メルセデス・ベンツC63S S205
メルセデス・ベンツC63S S205モデルのご入庫です。 今回、ドイツ車オーナーの間でも話題のマフラー、アクラポヴィッチを取り付けました。 アクラポヴィッチは二輪用マフラーで名を馳せてきましたが、近年は四輪用も力を入れています。 今回の本製品の取付に際しては、車のほうにカーボンディフューザーなどが装着されていたため、加工が必要となりました。 かなり削り込みしたり試行錯誤を重ねましたが、ご覧の通り上手く収めることができました。 純正マフラーには3か所に電気モーター式の可変バルブ機構が備わっているのですが、アクラポヴィッチにも可変バルブ機構が備わっていたので、純正の電気式モーターのみ移植しています。 このモーター、ステアリングに備わるスイッチで任意に制御できるのですが、アクラポヴィッチへ移植することで交換後もこの機能が生かせる事になります。 マフラー素材もチタン、テールエンドもカーボン調となり、見た目もさらに良くなりましたね。 Revolfe S.A.
KW HASで車高調整 – ポルシェ・ケイマン
ポルシェ・982・718ケイマンのご入庫です。 今回はKW SuspensionのHeight Adjustable Spring Kitを使い、純正の電子式ダンパーを生かしながら車高調整を行えるようにしてみます。 この製品は通称H.A.Sと呼ばれるもので、ざっくり言えばダウンサスの一種です。 メリットは先にも書いた通り、純正の電子式ダンパーを生かせる事。 従来の減衰調整はそのまま使えます。 あとフロントのみ、若干の車高調整が可能です。 過度なローダウンは期待できませんが、普段の乗り味を生かしつつ、少しでも下げたいと思う方にはぴったりな製品かと思います。 こちらが取り付け後です。 取り付け時には純正ショックに対し若干の加工が必要となりますが、過去、同様のキットを90スープラ、メルセデスAMG、他のポルシェにも取り付けた経験があるため、今回も問題なく取り付けが行えました。 オーナー様の反応が楽しみです。 Revolfe S.A.
リビルドタービン交換とメタルブレードへの変更 – トヨタ・アリスト
こちらはトヨタ・アリストの2JZ-GTEエンジンの純正ターボチャージャーです。 お客様から、ブーストが正常に上がらないので診てほしいと依頼を受けて点検したところ、プライマリータービンのタービンブレードが破損している事がわかりました。 写真で見てもダメージがおわかり頂けるかと思います。 今回はリビルドされた純正タービンへの交換となりましたが、純正タービンに備わるセラミック製ブレードではまた破損の恐れがあったため、お客様と相談のうえ、レスポンスは若干落ちるものの耐久性の高いメタル製ブレードへ変更する事になりました。 この車両はブーストアップもしていない車検対応の吸排気チューン仕様ですが、セラミックタービンではこのように破損する事が多々あるんですよね。 あとブーストコントローラー取付車でも、シーケンシャルタービンの特性を考慮しない取付をされた車両では、セカンダリータービンにトラブルを抱える事例が多く見受けられます。 車の仕様、特性に合わせた取り付け、セッティングをしっかり行っておけば後々のトラブルを未然に防ぐ事が出来るし、お客様のお財布の負担も減るというものです。 この車はメタルブレードへ変更した事で余裕が生まれたため、今後ブーストアップ仕様を行う際も不安なく実施する事ができますね。 こちらは排気側ポートです。 メタルブレード交換で落ちたレスポンスを少しでも補う為、シーケンシャルタービンの各排気側ポートの拡大・段付き修正を行いました。 鋳物の耐久性も考慮し、過度な切削・研磨を避けつつ加工してあります。 弊社での2JZ純正タービン仕様では定番メニューとなりますが、この加工だけでもレスポンス向上は体感できるほど大きいです。 未だに根強い人気な2JZエンジンのブーストアップ仕様ですが、タービン側へポイントを抑えたチューニングを行うだけでも、長く無理なく楽しめる事ができますよ。 Revolfe S.A.