クーラント(冷却水)漏れ修理 – BMWミニ

BMWミニのご入庫です。 クーラント(冷却水)漏れが発生したとの事で、その調査、修理を行いました。 まず原因ですが、サーモハウジングにクラックが発生していたのと、ウォーターパイプの損傷によるものでした。 この車は樹脂製の部品が多く使われており、冷却系統は劣化によるクラック等が起こりやすくなっています。 また、ウォーターポンプのプーリーも、表面にクラックが入りやすいですね。 まずはクラック発生や損傷個所のホースや部品、その他劣化の目立つホース類を全てへ新品へ交換。 それとついでに、クランクプーリーとウォーターポンプの間に位置するフリクションホイールと呼ばれる部品も交換しました。 エンジンの冷間時、サーモが閉じている間はウォーターポンプを駆動させてもエンジン動力ロスや、暖機に時間を要してしまうので、このフリクションホイールが電気的にクリアランスを広げ、無駄に動力を伝達させないようにしています。 これで漏れも無くなり、フリクションホイールを新品に交換した事で、今後もエンジンから得られた動力を無駄なく効率よく使っていけるようになりましたね。 Revolfe S.A.

ECU内部リフレッシュサービス開始のお知らせ

弊社では、ECU(エンジンコントロールユニット)のリフレッシュサービスをスタートさせました。 【ECU内部リフレッシュ】 対象:JZA80、JZS147、JZX100、その他同じ頃の年式のトヨタ車 価格:25,000円から ※価格はECUの状態により変動します。 ※トヨタ車以外、もしくはABSやパワーステアリング、その他制御ユニットの劣化も状態により対応できる事があるので、これらもご相談下さい。 ECUも永久に使えるものではなく、経年劣化とは無縁でいられません。 特に年代が古い車ほど、内部のコンピュータ基盤の劣化により損傷するリスクが高まります。 使われている電解コンデンサーなどの端子は消耗品なため、例えば寿命近くなると破裂したり、止めてるハンダが傷んで接触不良を起こしたりするなど起こりえます。 弊社では、特にトヨタ車で以下の事象でお困りのお客様も来店されますが、その多くがECU故障に起因していました。 ・エンジンアイドル不調 ・点火系統や燃料系統の不具合 そのままECU故障を放置しておくと、その他エンジン内部へ様々なトラブルを誘発してしまい、広範囲の修理に迫られる事にもなりかねません。 年代の古い車では新品ECUも廃盤となっている可能性が高く、いざ交換に迫られても物がなく、お手上げになるかもしれません。 今装着されているECUが元気なうちに、コンピュータ基盤の消耗品をリフレッシュする事を強くオススメ致します。 Revolfe S.A.

ECU劣化とスロットル作動不良の対策 – トヨタ・スープラ

トヨタ・スープラ(JZA80)のご入庫です。 お陰様でスープラの作業依頼をたくさん頂いております。 こちらは2JZエンジンの不調との事で、その原因を探ってほしいというご依頼でした。 まずわかったのがECUの劣化による損傷。 ECU(エンジンコントロールユニット)はエンジンや車の電装系を制御するコンピュータなだけに、これがイカれるとまともに走らせることさえ出来なくなります。 そしてコンピュータ本体や基盤、配線類は古くなると経年劣化が進み、ある日突然壊れるなんて事もあります。 壊れたら新品か程度の良い中古品への交換、またはコンピュータ自体を修理するという手段があります。 JZA80スープラの場合、新品ECUは厳しいので中古品を探すか修理という手段が現実的でしょう。 弊社でもECUの内部リフレッシュを承っておりますので、オーナー様と相談しながら対応していきます。 不調箇所のもう一つはエンジンスロットル系の動作不良。 引っ掛かりがあり、正常なアクセルコントロールが行えない状態でした。 こちらはスロットルボディを分解洗浄し、細かな調整と給油を施すことで解決できました。 Revolfe S.A.